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屋久島高校生が一日カフェ 冷茶と菓子で屋久島茶の魅力を発信

3種の冷茶と屋久島茶を使ったパウンドケーキ

3種の冷茶と屋久島茶を使ったパウンドケーキ

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 屋久島高校情報ビジネス科の3年生7人が9月23日、課題研究授業の一環として一日限定で「YAKKO お茶カフェ」を開いた。

そろいの法被を着て接客する屋久島高校情報ビジネス科の生徒

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 一日限定で店を開いたのは、同校からほど近い「CAFE kitchen HUB(カフェキッチンハブ)」の店内。「屋久島茶業振興会」の協力の下、3種の「冷茶」と屋久島茶を使ったパウンドケーキを用意。11時から15時までの4時間、来店した保護者や一般客をもてなした。

 当日は、島内7つの茶園のお茶リストから3種を選んで注文するというシステムで営業。カップには生産者の名前を書いたシールを貼り、繊細な味の違いを飲み比べ、気に入ればその場で茶葉を購入してもらえるようにした。緑茶のほか紅茶やほうじ茶も用意した。

 7人は、昨年から茶園との交渉やメニュー制作などを取り組んできた。リーダーの山本さきさんは「仕入れから原価計算まで、アルバイトとして関わるのとは違う経営の大変さを学ぶことができた」と話す。

 7人のうち、山本さん、畠田菜月さん、日髙凪翔さん、松本沙也さん、木原真帆さんの5人は、8月に鹿児島市で開催された「九州地区高等学校生徒商業研究発表大会」で一連の取り組みをまとめた研究発表「GO!新地域循環型経済社会へ~食品廃棄物ビジネスの創出とSDGs啓発イベント実施への取組~」で最優秀賞を受賞。11月に島根県で行われる全国大会に出場する。

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