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山口県の高校生40人が屋久島で環境教育研修 地元高校生とも交流

イテゴ川で水生生物の採集

イテゴ川で水生生物の採集

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 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の一環として8月20日~23日、山口県の高校生たちが屋久島で研修を行った。

水質検査のためのサンプル採取

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 SSHは、先進的な科学技術、理科・数学教育を通じて生徒の科学的能力・思考力を培い、社会をけん引する人材を育成することを目的として文部科学省が推進する事業。2002(平成14)年に始まり、本年度は全国212の高校がSSH校に指定され、先進的な理数系教育を実施している。

 SSH校の1つである山口県立徳山高校(山口県周南市)は、山口県内の高校生を対象に「環境講座」を年8回開催し、環境科学に関するリテラシーの醸成・向上を目指している。その第4回が今回の屋久島研修で、同校の呼び掛けに応じた山口県内の8つの県立高校が参加した。9月には北九州での研修、来年2月の最終回では発表会を予定している。

 屋久島研修の参加者は生徒40人、教員9人。屋久島環境文化研修センター(屋久島町安房)に滞在し、センターのインストラクターから野外実習の指導を受けた。2日目の午前はセンター近くのイテゴ川、午後は島の最北端に位置する一湊川で、水質検査や水生生物の採取などを行い、川の上流と下流、中央付近と岸辺とでどのような差異があるかを調査した。

 3日目の午後には、地元の屋久島高校との交流会を持った。まず山口県の生徒たちが学校とその周囲について簡単に紹介した後、屋久島の高校生たちが、今回参加した普通科環境コースの紹介などに続けて、外来生物と屋久島の文化について研究報告を行った。生徒たちは互いの地元の特徴や魅力を比較しながら、活発な意見交換を行った。

 徳山高校教諭で本年度SSH事業の研究主任である竹重和哉さんは、「ほとんどの生徒が屋久島は初めて。川遊びの経験が少なく、研修の効果が期待できる」と話す。岩国高校から参加した2年生の女子生徒は、「野外実習が好きで環境にも関心があるので参加したが、豊かな自然の中で実習できてとても楽しかった。島の人はとても親切で、自然の中にいると人も豊かになると思った」と明るい笑顔で話した。

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