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屋久島のカフェで「朗読ライブ」 ぶっつけ本番の朗読に即興音楽

朗読ライブの様子。主催者の山田さん(左)と店主の成田さん(右)

朗読ライブの様子。主催者の山田さん(左)と店主の成田さん(右)

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 屋久島町にあるコテージ「六角堂」にある「スパイシーブックカフェ イートハーブ」(屋久島町麦生、TEL 0997-47-3341)で8月28日、「島の朗読ライブ」が行われた。

店舗外観

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 発表者が誰かに伝えたい文章や考え、自作の詩などの朗読し、その朗読に即興の音楽をつけてピアノ演奏する同ライブ。主催者の山田みのるさんが「自由に自分の考えを発表できる場をつくりたい」と1年前に始めた。事前の練習はなく、その日その場に集まった人が「ぶっつけ本番」で朗読を行う。

 ピアノの作曲やアレンジを始めて50年という山田さん。「発表者の読むリズムを崩さないように気を付けている」という。朗読会に参加した女性は「初めてで緊張したが、ピアノを聴いていると自然と言葉が出てきた。初めて会った人ばかりだったが、その人の内面に触れたような時間だった」と振り返る。

 会場の「イートハーブ」は屋久島産のターメリックとニンニクを使ったカレーが人気のブックカフェ。「Sei(聖・性・生)」と「Shi(詩・史・子・死)」をテーマにした本5000冊以上をそろえる。「人が元気になって前に進むためには『癒やし』と『刺激』が必要。訪れた人を前に動かす、刺激的な本と料理、イベントを提供していきたい」と店主の成田文広さん。

 「朗読は想像力をよりかき立ててくれるところが魅力」という山田さん。2階建ての構造を生かし、発表者の声と音楽をラジオのように2階から1階の人に届ける「『ラジオな朗読ライブ』を企画したい」と今後の展開を語る。「性別・国籍・宗教・思想、そのほか何でもフリーダムで、ゆるーくまったりと朗読を楽しむ会。聞きたいだけの方も演奏してみたい方もOKなので、気軽にのぞきに来てほしい」とも。

 月1回開催。開催日時は六角堂のブログ、フェイスブックで確認できる。

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