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屋久島のカフェがマイストロー販売 プラスチックごみ減らし、島の自然守りたい

マイストローと屋久島シトラスソーダ(450円)

マイストローと屋久島シトラスソーダ(450円)

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 屋久島でテークアウトドリンクを販売する小屋カフェ「日と月と」(屋久島町安房)がマイストローの販売を始めて1カ月がたつ。

ストロー袋の柄はその時によって変わる

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 店主の川口明子さんは「プラスチックが海や生物に悪影響を与えることを知り、きれいな海に囲まれた屋久島に暮らしているのに、商品の容器がプラスチックなのが気になっていた。特にストローは小さくてリサイクルできないと聞き、何かしたいと思っていた」と経緯を話す。

 洗って半永久的に繰り返し使えるステンレス製のストローは、ストレート型と曲げストロー型の2種類(各500円)で、手作りのストロー袋付き。袋の素材は古着など使われなくなった布を活用し、箸なども一緒に入る大きさにした。マイストローの購入をきっかけにマイ箸やマイスプーンを持ち歩くようになった人もいるという。

 ジュースの容器は再生ペットボトルを配合したリサイクルカップに変えた。マイカップを持参すると通常より多く注ぐサービスも実施している。川口さんは「一個人や一店舗では解決できない問題だが、気負い過ぎず、できることから少しずつ変えていきたい。お店のインスタグラムに付けたハッシュタグ『#屋久島からできること #屋久島だからできること』が今後増えていくとうれしい」と笑顔を見せる。

 3月から販売を始めた日曜、月曜限定メニュー「豆花(トウファ、450円)」の容器は植物が原材料のバイオマスプラスチックを使用。屋久島の永田豆腐店の豆乳をゼリー状に固め、白玉などをトッピングし、シロップをかけたスイーツ。ほかにコーヒーやチャイ、屋久島産フルーツのジュースなどを販売する。

 営業時間は8時~17時。

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