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屋久島に初のクラフトビール醸造所 タンカンや地杉など地元素材使い

無ろ過、非加熱で酵母が生きているクラフトビール

無ろ過、非加熱で酵母が生きているクラフトビール

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 屋久島初のクラフトビール醸造所「Catch the Beer(キャッチザビア)」(屋久島町小瀬田、TEL 0997-43-5870)が10月15日、オープンした。

小瀬田郵便局の並び、住宅街に建つ「Catch the Beer」

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 一般に「マイクロブルワリー」と呼ばれる小規模の同醸造所。屋久島産の地杉や、島の特産品であるタンカンやパッションフルーツ、自家栽培のコリアンダーシードなど、個性豊かなフレーバーを取りそろえる。島の飲食店や土産物店のほか、醸造所でも直接販売する。

 醸造所には、テイスティング用のバーカウンターも備え、10月18日までのプレオープンでは、壁に備え付けのタップ(注ぎ口)から注ぐ5種の生ビールを提供した。生ビールの提供は不定期で、普段の営業時間には瓶ビール(1本330ミリリットル、560円~)を用意する。

 店主の江川竜彦さんは妻のきよこさんと共に、2011年に移住。島で事業を起こしたいと考える中でビール造りに着目。自らの手で民家をリフォームしながら開業準備に取り組んだ。

 季節ごとのフルーツやハーブ、スパイスなど、今後もさまざまな原料に挑戦していく予定。江川さんは「今一番興味があるのが、屋久島の森で採取された『屋久島千寿天然酵母』。ビール酵母とのブレンドでどんな味わいになるのか挑戦してみたい」と話す。

 営業時間は10時~17時。

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